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紅葉。
今年の札幌は10月、11月と平年より暖かかったので
まだ一部の木には紅葉した葉が残っています。

なんだか秋って感じで良い光景です。
とは言っても山を見ると雪が積もっていますが・・・

P1000028.jpg


まぁとにかくこれだけ長く紅葉が楽しめる年はめずらしい?かも??

樹木には、大雑把にわけると二種類あります。

一年を通して葉が茂っている、常緑樹。
冬になると葉を落として越冬する、落葉樹。

紅葉は、このうち落葉樹の一部に見られます。
葉が黄色くなるもの赤くなるものといろいろありますが、すべて紅葉といいます。

気温が低くなって空気の乾燥してくる秋。
薄くて水分や養分をたくさん蓄えることのできない落葉樹は、光合成がだんだんとできなくなり、葉裏にある気孔から水分が奪われ葉の状態を保つどころか、樹木そのものを維持することができなくなってしまいます。
そのために一度落葉し、冬芽や休眠芽となって身を守るのです。


まず落葉について。

気温が低くなってくると、落葉樹は葉と枝の間に離層という仕切りみたいなものを作ります。
この仕切りによって、葉に水や養分が行かなくなります。
そしてしばらくすると、この離層からぽろっと葉が落ちます。
この落葉は、秋の紅葉だけでなく葉が古くなったりしたときにも、普通に行われています。


さてさて本番の紅葉ですが。

そもそも、葉には光合成を行う葉緑体があり、この中には緑色に見えるクロロフィルと黄色や橙色に見えるカロテノイドという色素成分が8:1くらいの割合で含まれています。
でもクロロフィルの数が多いために緑色に見えるのです。
絵の具でたくさんの緑色に少しだけ黄色を足してもやっぱり緑色ですよね・・・

でも秋になると、前に書いた落葉のときにできる離層によって、水や養分が足りなくなり葉緑体が壊れてしまいます。
そうすると葉緑体の中にあるクロロフィルは老化しアミノ酸に分解され、黄色の色素成分であるカロテノイドが目立つようになります。
そのために、葉が黄色くなるのです。
絵の具で少しの緑色にたくさんの黄色を足すと黄色に見えるように。

これで黄色の紅葉ができあがります。


さて、赤色になるのはなぜ?
ということになりますが。

もともと葉は光合成を行っていますが、光合成では酸素や水の他にデンプンがつくられます。
このデンプンは普段だと、葉から他の場所にまわされていきます。
でも離層が作られたあとには、すべてのデンプンは葉に蓄えられます。

このデンプンやクロロフィルが分解されてできたアミノ酸を使って赤色の色素成分であるアントシアンが合成されて葉が赤くなるようです。
黄色の絵の具に赤を足していくと、どんどん赤く・・・


これらの色素によって葉の色が変わるということはわかっていますが、
どのようにしてアントシアンが生成されるのかなど、詳しい経緯はまだよく解明されていないようです。


とにかく、きれいな紅葉のためには。
昼間はたっぷりデンプンをつくるためにしっかり日光にあてて光合成をさせる。
夜間は離層をつくらせて、デンプンを蓄えたり葉緑体を壊すために気温を低くする。
この二つが大切なようです。
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【2005/11/15 20:07 】 | 植物マメ知識 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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